さらっと論文を、、、
8月7日号のNEJMはなかなかに面白い内容でした。
難しいのは、初期治療から培養結果が出るまでに治療の組み直しができるか、という点かと思いました。変えるならごろっと変えないといけないし、、、あとはレスピラトリーキノロンはやはり結核治療の頼みの綱ですね。レスピラトリーキノロンは、レスピラトリーには使わない、というパラドキシカルなポリシーなら結核に立ち向かえるでしょうか。
次に、マラリア予防薬。旅行外来整備やマラリア患者の治療で最近マラリアの復習をすることが多かったですが、この論文はとてもよくまとまっていて頭の整理にはもってこいだと思いました。プリマキンの立ち位置についても分かりやすく解説してあり、妊婦や子供の予防についても気持ちのよい解説で、さすが、と言う感じでした。
次は、「変なtatooの話」です。おやじですいません。
最後は、NEJM屈指の好シリーズ、clinical problem solvingです。これはもう、読むしかありません。結核に似ているけど、という病気は一度まとめる価値があると思います。
次は、CID.脳炎のガイドラインです。まあよくこんな広範な内容をまとめたものです。ただ、脳炎の診断についてはもう少し包括的な説明がほしかったです、、、
子供のインフルエンザにどの薬がいいか、という日本発の論文です。
私たちのレターも出ています、、、、、
« 島根のワイン! | トップページ | 新しいガイドライン »
「journal club」カテゴリの記事
- 集中治療室における尿量 ケース・コントロール・スタディー(笑)(2010.12.28)
- 低容量アスピリンが便潜血(免疫化学法)にもたらす影響(2010.12.28)
- CDI(CDAD)のリスクと死亡の関係(2010.12.28)
- PEG時の点滴抗菌薬とSTのPEG注入はSSI予防に引き分け(2010.12.22)
- 脳梗塞後に弾性ストッキングは腿まで伸ばしたほうが近位DVT少ない(2010.12.22)
コメント