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薬害エイズ「無罪判決」どうしてですか?

書架にあった本を改めて読み直してみました。全部読むと大変なので、ポイントとなる折り曲げた部分を読んでみました。先に読んだ「安部英」と異なる立場の人たちが同じ問題を論じているので、比較しやすかったです。

2001年にでたこの本は数人が執筆を担当していますが、その根底にあるのは、「ゼロリスク神話」と「副作用が起きればそれは薬害」という信念です。まあ、人の立場はそれぞれなので、そういう考え方があってもいいとは思いますし、2001年はそういう時代だったのかもしれません。

私は櫻井さんというジャーナリストの正義感は疑っていません。本書の執筆担当者もいずれも正義の感情を強く持った人たちでしょう。ただし、正義感は議論の妥当性を担保しませんし、時にはそれを迷わせるやっかいな存在ですらあり得ます。

あとは、今この本(や関連するエイズ関連の著書)を読み直して、今の時代の目でやはり同じ主張をされるのか、櫻井さんにはそれを伺ってみたいな、と思います。持論に対する絶え間ない反省、限界点・コンセッションの容認、必要ならば持論の健全な撤回、、、、、それが本当に妥当な正義感のあり方なのだと思います。

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コメント

岩田先生、いつも興味深く読ませていただいております。
私も4年前の医学生時代に虎の門病院で開催された郡司篤晃先生の講演を拝聴し、想像もしなかった別の視点を与えられて反省しました。BSE騒動の際と似た構造を見出す事もできるのかなと思いました。

参考資料です。
HIV問題から何を学ぶべきか 郡司篤晃 (PDF)
http://sleep.cocolog-nifty.com/blog/files/GUNJI.pdf

清山先生、しばらくです。先週は沖縄に行っていました。ご活躍のご様子、なによりです。

郡司さんには私も一度だけお目にかかったことがあります。たしか、2005−2006年くらいのことでした。彼は確か昔国際保健の教科書をお書きになっていて、それは学生時代、私は結構読みつぶしたものでした。ああ、今調べたら1995年にでてますね。

僕は学生時代、かなりいい加減な気持ちでエイズに入ったのですが、薬害エイズ問題にはどうしても入り込めなかったです。皆がわあーーっと熱心に言っていると、醒めてしまう性分で、要はひねくれているせいなのかも知れませんが。でも、そのときにもうちょっと何のどこに違和感を感じていたのかしっかり考えてみるべきでした。当時はインターネットもなく、島根県で得られる報道資料などたかが知れていたので、なかなかむずかしかったですが。あのころはメディアが人たちをだまくらかすのは、いとも簡単であったと思います。

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