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事業仕分けは産みの苦しみ

事業仕分けが騒ぎになっています。でも、これは急に生まれてきた新しい産物ではなく、大蔵省、財務省主計局が「こっそり」バックヤードでやってきた「出し渋り」を公開しただけの話だと僕は理解しています。「議論が足りない」という批判もありますが、ではこれまでは充分な議論をしてきたのだろうか???いままでだって、予算を認めるにせよ、拒絶するにせよ、おそらくは「素人」が適当にやっつけ仕事をしていたのだと想像する。文科省の概算要求にせよ、科研費にせよ、、、、、

それが、公の場であきらかになったのです。無駄の暴き出しもさることながら、これまでいかに日本の政治がいい加減であったかを詳らかにした、という大きな成果もあったと思います。だから、僕はこの仕分けを様々な問題のあることを認識しながらも、ある程度好意的に受け止めています。仕分けにまつわる本質的な問題の全ては、要するに今までほったらかしていた問題なのです。

したがって、現政権はおそらくは第二段階を考えているでしょう。「あんな無茶な仕分けがあるか」という非難に応えなくてはならないからです。民主党の資源はなんといっても国民の支持「だけ」ですから。

あと、「事情の分からないひとが勝手に決めて」という批判もありますが、「事情が分かっちゃう」とだめになることもあるのです。インサイダーですからね。●○の専門家に、●○人材育成機構の予算をカットできるか?というはなしです。こういう「仕分け」を内部事情にめちゃくちゃ詳しい人がやると、たぶん完全な骨抜き状態になるでしょう。なかなかこの辺は難しい。

日曜日に患者さんの容態が思わしくなかったので車で病院に。何となく訊いていたラジオの討論番組で普天間基地移転問題が議論されていました。僕のような素人にも、よく分からなかった事情がたくさん教えてもらえて良かったです。その一方で、「僕ら玄人には全て分かっているんです。総理や内閣だけが理解していない。答えは一つしかない」という主張が少なからずあり、ちょっと違和感を覚えました。「その道にどっぷり浸かった人」に任せると正しい答えが出てくるか?しかも、それは唯一の正しい答えか?歴史は断固として、ノーと教えているのです。

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