こんな予防接種部会ではだめだ、、、、
http://lohasmedical.jp/news/2010/03/15220938.php?page=1
専門家の部会なのだから、最初にまずビジョンとゴールを示し、それに向かってどう進んでいくのか道筋を作っていかねばならない。ゴールも見いだせないのにちまちまと過去の「できなかった言い訳」と未来の「できない理由」を並べ立てても仕方がない。議論の方法が根本的に間違っている。
日本脳炎は、「現在の観点からは反省すべきところがある」と福嶋結核感染症課長はおっしゃるが、とんでもない。当時からワクチンギャップの問題は指摘されていたのです。当時の批判も馬耳東風で、自分たちの耳に心地よい専門家だけ集めてしゃんしゃんにしておいて、甘ったれるのもいい加減にしてほしいと思います。こんな見識であれば、全部「当時としては仕方なかった」で片付けられてしまいます。
このまま新型インフル問題が風化し、またいつか来た道に逆戻りするんじゃないかと心配です。「不退転の決意」ってそう言う意味でしたっけ。
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日本脳炎の予防接種の積極的勧奨をはずす理由が相応なのかは
過去に話し合われたのでしょうが、
事なかれ主義が現在の予防接種行政の混乱をまねいているのでしょうね。
本当に「当時としてはしかたなかった」ですべてを済まそうとしているのでしょう。
投稿: katahorihou | 2010年3月19日 (金) 23時09分
感染症の専門家が健康局長や結核感染症課長に予防接種のことを任せるのが基本的に間違っています。
これは現在の国家体制としては仕方がないというのが感染症の専門家のロジックなのでしょうか
投稿: 京都の小児科医 | 2010年3月20日 (土) 11時48分