サンデルと正義
正義について突き詰めて考えた本。YouTubeのときはサラリと流されて分かりづらかった論旨もここでは徹底してつっこんでいるので、ようやく理解ができるようになった。カントについてもやや理解が深まった。これは歯ごたえのある良書だと思う。
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
著者:マイケル・サンデル,Michael J. Sandel | |
![]() |
« あえていうが、数の問題ではない | トップページ | マスメディアが没落するという必然性 »
「本、映画、その他」カテゴリの記事
- 予防接種の新書を読んで欲しい理由(2011.01.01)
- コンサルテーション・スキルようやくアップ(2010.12.23)
- 日本内科学会雑誌 12月号 診療ガイドラインをめぐって(2010.12.22)
- コンサルテーション・スキル 他科医師支援とチーム医療(新刊)(2010.12.20)
- 頭が毒入りリンゴ、書評(2010.12.17)
サンデルの本はロールズ以来の「正義」の問題を新しい視点で論じた知的刺激に満ちた本ですね。小生は、チャールズ・テイラーの近代的アイデンティティの形成を論じた”Sources of the Self”の翻訳(『自我の源泉』名古屋大学出版会)が出たので、思い切って買ってしまいました。
面白いです!!
投稿: so-shiro | 2010年9月15日 (水) 20時27分