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2011年1月

ブログ試験的に移行。。。

諸事情でブログを引っ越ししておきます。まだ試行錯誤なのですが、MTも検討して、結局TPで試してみることにしました。ごらんくださいませ。

http://georgebest1969.typepad.jp/blog/

予防接種の新書を読んで欲しい理由

今これを書いている時点で、「予防接種は「効く」のか?」はアマゾンで1061位、同時期に出た「ほにゃららワクチンはいらない」が2806位である。

この順位は率直に言ってとても気になっている。

印税の問題ではない。新書は単価が安く、そのプロポーションでしかない印税なんてぱっとしない。バカの壁みたいにバカ売れしなければ、収入源として大きく期待できるわけではない(バカ売れしてくれても全然迷惑しませんが)。だいいち、本の部数は絶対評価であり、「他の本と比べて」どうこういうことはない。他の本がいくら売れても、それが原因で僕の懐が痛むわけではない。基本、僕は他者との比較に極めて興味がない生き方をしてきており、いまもそうだ。

問題は、知識のラテラリティー、バランスの問題だ。

いま、ワクチンとかインフルエンザとか予防接種でアマゾンで引くと、専門書以外はほとんどすべて「インフルエンザワクチンなんて意味がない」みたいな否定的な煽り本だけである。ホメオパシーもそうだけど、否定的なトンデモ本のほうが圧倒的にマーケット的優位を占めているのである。

そのことを、専門家たちは嘆いている。間違った情報が流布している。トンデモ本が多い。予防接種に対する誤解が消えない。テレビでへんてこな情報が蔓延している、、、うんぬん。

しかし、それに対して専門家たちがどこまでその誤解をとく努力をしてきただろう。

少なからぬプライマリケア医は僕の本を読んで、クールに肩をすくめてこう言った。「なんだ、このくらい俺はもう知ってたよ。この本を読んでも特に新しい知見は得られなかったね、ふん」

もちろんそうである。僕はワクチンの開発者ではないし、ワクチン行政にどっぷりつかっている当事者でもない。「だれもが知っているようなこと」しか知らないしがない感染症屋である。たとえば、なぜ、ポリオのワクチンを輸入できないのか、そのブラックボックス的知見があるわけでもない。だから、「だれもが知っているようなこと」を書いた。

問題は、その「誰もが知っているようなこと」を一般市民はほとんど知らないということである。そして、大多数のプライマリケア医は「一般市民は予防接種について正しい知識を持たず、デマやガセネタばかり信じている。マスメディアは誤解を与えるような情報を流してあおり、その上、、うんぬん」という怨嗟の声を上げるのである。

だから、僕はなんとかがんばって工夫して、僕の本のほうが「なんたらワクチンはいらない」よりも人口に膾炙するよう、しがない努力をしているのである。

それをドンキホーテ的だと嗤うのは簡単だ。自分でもまあ、ラスコーリニコフというより、ジャン・クリストフというより、ムルソーというより、ドン・キホーテであろうと思う。僕はそのことをよしとしているし。しかし、本来ならば愚かなドン・キホーテが孤軍奮闘しなくても良いように、「このくらい俺は知ってたよ」とのたまう方々、僕以上の英知をもった人たちは、そうおっしゃるのなら、パブリックに対してワクチンについて、何か口にしたって良いのではないか、、、なんて僕は思うのである。

その時代のおかしみ(天皇杯サッカーを観て)

新年明けましておめでとうございます。今年も大事なこととくだらないことを織り交ぜてお送りいたします(どちらが大事でどちらがくだらないかは、読者の度量次第です)。

さて、雪のために大幅に変更になった新年のスケジュール。まずは朝7時からBSで昔の天皇杯サッカーを観ました。読売ベルディ対日産マリノスですよ。参りました。この頃僕は日産ファンで、一番熱心にサッカーを観ていたときです。この頃のプレイを今の視点で見ると、「下手だなあ」で終わってしまうのですが、当時の時代を斟酌しながら観るととても興味深い観戦になります。カズは当時25歳です。全盛期のキレキレです。髪形は当然カリアゲしてます。観客の女性は皆まゆ太いです。彼のプレイを今観ると、(レベルはともかく)プレイスタイルはクリスティアーノ・ロナウドそっくりなのを発見します。派手に左右に揺れるフェイント、またぎ、右と左の鋭いシュート、フォワードにしては上手なヘディング。カズはCロナウドという時代を予見していたかのように見えます(こじつけです)。そして、彼が当時日本のエースであったことはプレーから用意に察します。井原はどうでもいいところでぼーんとクリアしてタッチを割ってしまいます。これが当時の日本サッカーです。でも、1対1の強さやするどさ、シュートシーンで必ず出てくる勘所の良さは、彼が当時アジアナンバーワンのディフェンダーであったことを容易に思い出させます。ときおりでてくるパワフルな加藤久も、彼が「それ以前」にアジアナンバーワンの、、、以下同文。武田、ラモス、水沼、ツナミ(変換できません)、石川、小村さん(高校の先輩なのでここだけ敬称です)、松永、山田(は俺より年下)、、、ブブゼラならぬサッカーフォン、読売のサンバ、何もかも皆懐かしい、、、と突然沖田艦長です。

その後、本番の清水エスパルス対鹿島アントラーズの試合。東京の元旦は西日本と違いいつものように晴天で美しいです。はあ、2011年のJクラブチームのレベルは、日本リーグのそれを圧倒的に凌駕しています。プレーの一つ一つが正確で、運動量も多くて、メンタル的にも落ち着いていて、何もかもがレベルアップしています。90年代の「必死さ」は選手にありませんが、逆にあわててシュートをぼーんと外すようなアマチュアなミスはしません。クールに淡々とプロとしてプレーしていきます。ワールドカップベスト16の時代と、ワールドカップが夢であった時代の違いです。その差はあまりにも明確すぎて、いちいち各論で議論するのがばからしいほどです。野地アナウンサーも10年以上の年月を経てずっとずっと上手になっています(当時はひどかった、、、涙)。

さて、簡単にサッカーの試合を2試合観ただけで、「昔は良かった」的な定型的な前提に疑義を唱えたい気分になるのは当然です。今は当時の映像とかよく残っているので、それがよく分かる。バブルの時代の大人がどれだけ今の若者の尊敬を勝ち得るような偉業をなしえていたか、我々はすぐにプレイバックすることができます。野球ファンが「王、長嶋」やその周辺を頂点と考える人が多いのですが、僕らサッカーフリークはまだ頂点を見ていないのです。釜本もカズも中田も中村も本田も好きですが、まだここがてっぺん、を観てないはずだという確信があります。

お楽しみはこれからだ、、、なのです。2011年がよい年でありますように。

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